再生可能エネルギーって、田舎が主な供給源になるけど、
電力の主な消費地は都会や工業地帯。
原子力のような大電力を発生させるソースであれば、比較的効率よく遠隔地に送電できるけど、
広い地域から希薄に供給される小さな電力を遠隔地に送ろうとすると、ロスが大きいよな?
だから、極力地産地消を行おうとすると、余剰電力を蓄電してできるだけ同じ場所で消費した方が
遠く離れた場所に送電するためのロスより、蓄電放電ロスの方が小さいって聞いたことがある。
自家浄化槽で下水を処理していたり、プロパンガスのボンベでガスが供給されているような田舎は、
電力も同じように太陽光とか風力とか小規模水力などの自家/地域発電でまかない、
都会や工業地帯はレガシーの発電設備で給電するようにするのがいいんじゃね?
その点、ドイツは人工の都市集中が低く、一極集中の都市もなく、人口密度も日本に比べれば低いので、
再生可能エネルギーに向いているかな。
日本は、首都圏、京阪神圏、中京圏などのドイツの総人口に匹敵するような巨大な都市圏が多く、
そういう都市圏はレガシー発電でなかなうしかないから、ドイツほどには再生可能エネルギーを
主力にできないんじゃないかな。
とはいえ、20%や30%であれば問題なく到達できると思うけど。
日本は降水量も多いし、地形が急峻だから、小規模水力発電などが向いていると思う。