「フリーテル」のブランドで格安スマートフォン事業を手掛けるプラスワン・マーケティング(東京・港)が通信速度を「業界最速」と宣伝したのは根拠がなく、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は21日、同社に再発防止を求める措置命令を出した。

 消費者庁によると、格安スマホ会社に対する同法違反の行政処分は初めて。

 同社はフリーテルについて昨年11月下旬〜12月下旬にウェブサイトで「業界最速の通信速度」「シェアNo.1」などと広告。調査に対し、これらの表示内容を裏付ける合理的な根拠が示されなかったという。

 LINE(ライン)やポケモンGO(ゴー)などアプリ利用時のデータ通信料も「無料」としていたが、実際はアプリの一部機能で有料だったという。〔共同〕


2017/4/21 15:31
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21H5N_R20C17A4000000/