日産スカイラインの歴代全13モデルが20日、東京都港区の六本木ヒルズアリーナで一堂に会した。スカイライン誕生60周年を記念したもので、展示は24日まで。

 スカイラインは、1957年に初代が発売され、当時の国産車としては最速の時速125キロを記録する高性能セダンとして登場した。3代目ハコスカ、4代目ケンメリ、5代目ジャパン、6代目ニューマンスカイラインと代々愛称で親しまれた。また最高級グレードのGT−Rはレースで勝つことを主眼に開発されたこともあり、スポーツセダンとしてのイメージを確立した。これまで300万台以上が国内で販売され、現在も20万台以上が日本の道を走っている。

 20日はオープニングイベントが開かれ、同社の星野朝子専務執行役員が「同じ名称で60年もの長い間存続したクルマは、長い自動車の歴史において大変貴重な存在。日産のモノづくりのプライドを示しており、スカイラインを愛する多くの方々の熱い思いに支えられてきた」とあいさつした。俳優の浅野忠信さんがゲストとして登場し、「特にハコスカが好きなんですよ」とスカイラインとの出合い、思い出話を披露した。

 会場では、歴代モデルとその時代にタイムスリップした写真が記念撮影ができるスタジオも期間限定でオープンしている。【兵頭和行】

4/20(木) 15:32配信 毎日新聞
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