就職情報会社のダイヤモンド・ヒューマンリソースが18日発表した2018年卒業予定の大学生らの就職人気企業ランキングによると、
男子は文系の首位が三菱商事、理系は三井物産で、文理いずれも総合商社が1〜4位を独占した。
女子は、東京海上日動火災保険が文系で2年連続、理系では初めて首位となった。

総合商社が男子の上位を占めた要因について、ダイヤモンド社は「幅広い分野で活躍できると積極的にアピールし、グロー
バルに働きたい学生の支持を集めた」と分析している。

理系男子では大手電機・自動車メーカーが低迷。日立製作所の11位が最高で、1978年の調査開始以来、初めて上位10社
から転落した。決算延期問題を抱え、前年に理系男子98位だった東芝は発表された上位100社に入らなかった。
ダイヤモンド社は「学生にとって東芝は電機業界全体のマイナスイメージとなっている」と指摘した。

東京海上は積極的に女性を管理職に登用しており、女子学生の人気を集めた。
女子文系の2位以下は三井物産、伊藤忠商事、理系はサントリーグループ、明治グループが続いた。

調査は2〜4月、18年卒業予定の大学生、大学院生に実施。5771人の回答を集計した。
http://www.sankei.com/life/news/170418/lif1704180036-n1.html