2017年4月現在、世界にはおよそ74億9700万人が暮らしており、
そのうちインターネットに接続できる環境にいるアクティブユーザー数は38億1100万人で普及率は51%。
また、SNSを利用しているのは29億700万人で、世界の39%の人がSNSを利用していることになります。
一方、モバイル端末を所有している人口は約49億6000万人で普及率は66%。
そしてモバイル端末からSNSを利用しているユーザーの数は約26億9800万人で普及率は36%となっています。

3か月前からの増減率を見ると、インターネットユーザー数は1%増加しておりSNS利用者は4%の増加。
モバイル端末の利用者は1%の増加ですが、モバイル端末からのSNS利用者数は6%と大きく伸びを見せています。

◆全世界のインターネット利用状況

先述のように、インターネットのアクティブユーザー数は38億1100万人で、人口に対する普及率は51%。
モバイルからインターネットを利用しているユーザーは33億9400万人で、
全人口に占める割合は45%に相当するはずですが、レポートに記載されている「93%」は不明。

全トラフィックにおけるアクセス方法を分類すると、PC端末からのアクセスは全体の43.4%で、1年前と比較するとなんと19%も減少。
一方、モバイル端末からのアクセスは1年前から25%も増加して全体の51.4%となっており、
今や世界のインターネットアクセスの半分はモバイル端末から行われていることがわかります。
タブレット端末からのアクセスは4.9%(前年比6%減)で、その他のデバイスからのアクセスは0.13%ですが、前年比で30%も増加していることがわかります。

◆全世界でのソーシャルメディアの利用状況

世界中でSNSを使っている人の数は29億700万人。これは世界人口の39%にあたります。
モバイルからのSNS利用は26億9800万人で、世界人口の36%を占めています。

SNS別のアクティブユーザー数が最も多いのはFacebookで、19億6800万人。
ちなみに、グラフの色はオレンジがソーシャルネットワーク、赤色がメッセンジャー系サービスを示しています。
2位にはWhathapp、3位にはFacebookメッセンジャーが並び、Youtube、WeChatなどが続いています。

Facebookユーザーを分析すると、総ユーザー数は19億6800万人で、モバイル端末からのアクセスはそのうち89%。
毎日Facebookを利用しているユーザーは61%で、女性であることを公開しているユーザーは44%、男性であることを公開しているユーザーは56%となっています。

◆全世界でのモバイル端末利用状況

モバイル端末を使っているユーザー数は49億6000万人で、世界人口全体の66%を占めます。
モバイル端末の数は80億6600万台となっており、モバイルからのインターネットアクセスのうちスマートフォンが占める割合は55%。

なお、モバイルユーザーの統計には複数が存在しており、GSMアソシエーションの発表値では、ユーザー数は50億人でモバイル端末の数は81億台。
一方、エリクソン・モビリティ・レポートによると、ユーザー数は52億人で端末数は75億台となっています。

Android端末からのアクセスは全体の71.6%で、iOSは19.5%。その他のプラットフォームからのアクセスは8.9%。

モバイル端末によるトラフィック量(アップロード+ダウンロード)は増加の一途をたどっており、
2016年第4四半期には世界全体の月間トラフィック量は80億GBに達しています。
これを端末1台の値に換算すると、2.1GBに相当します。

http://gigazine.net/news/20170413-global-digital-statshot-q2-2017/