X



武田薬品工業株式会社総合スレッド30鮭田の絶望
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2018/07/08(日) 22:54:49.68
ついに30に到達!
次は鮭田の特別株主総会可決目指せ!
0287名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2018/07/18(水) 01:01:51.63
  彡⌒ミ  《スクープ》5年前と同じく実質は指名解雇か
 (´・ω・`) 大量首切りの”絶望”研究所

武田薬品工業の湘南研究所(現湘南ヘルスイノベーションパーク)で2016〜17年に2度目の大規模なリストラがあったことが本誌の取材で分かった。知られざる全貌を明らかにする。

時計の針を巻き戻すこと2年。2016年7月29日午後2時、神奈川県藤沢市にある武田薬品工業湘南研究所(現湘南ヘルスイノベーションパーク)のカフェテリアに研究員が招集された。
そして年度内に終わらせるスケジュールで、組合員対象のリストラが始まることが宣告された。
夏の暑い日、所内の空気は凍り付いた。同社の元研究員は「夢を語る経営陣に対し、自分の職が不安で仕方がない研究員。異様な雰囲気だった」とこの日を振り返る。

まず研究開発トップのアンドリュー・プランプ(元・仏サノフィ)が「業界でベストなR&D(研究開発)にするための改革を行う」と宣言。
コーポレート・コミュニケーションズ&パブリックアフェアーズオフィサーの平手晴彦(元・英グラクソ・スミスクライン日本法人)」は「長谷川閑史会長と2人で話してきた」と前置きした上で、
「このまま無作為でいくと235年の歴史の次をつくれない。エポックメーキング的に変わらないといけない。日本の製薬業界で武田薬品が先陣を切る」と改革に理解を求めた。

続く部門別のミーティングで具体的な話になった。約1000人の研究員に対し、武田薬品本体とPRE(17年7月から100%子会社のアクセリード)で計約700人、海外ポジションで200人超―などを想定していることが研究所幹部の口から告げられた。
「ぜひ自身の成長の機会にしてほしい」と前向きな表現で飾り、「改革はコストセービングのためではない」と添えた。
研究員からの「早期退職勧告はしないのか」「早期退職は募らないのか」という問いには、「ベンチャーなどのオプションもあり、会社としてはまずはそういったものを活用してほしいと考えている」と返した。

研究員たちは「大変なことになる」と悟ったが、約3時間に及ぶミーティングの中、それ以上突っ込んだ質問は出なかった。代わりに「こんなところでは質問のしようがない」「研究所閉鎖のうわさすら流れていたので、想定通りだ」と小声でささやき合っていた。
壮大な椅子取りゲームが”再び”始まった。
湘南の研究員リストラは今回が2度目である。1度目は管理職を対象に13〜14年に実施して約200人が去った。今回(16〜17年)は組合員を中心に実施するもの。右図のような経緯をたどって、現在の湘南の正社員は約3分の1まで減った。

現職の研究員も元研究員も、「改革に着手すること自体に異論はなかった」と言う。
理由についてはそれぞれの立場で持論があるものの、自社創薬のグローバル大型製品を約20年間生み出せていないのは事実であり、生産性の低さは認識していたからである。
東京大学、京都大学など、国内トップのアカデミアからリクルートし続けても結果が出ない状況は、「才能の持ち腐れで、ある意味犯罪行為だと思う」(元研究員)との声まであった。

改革の問題点は、研究員に対して不誠実なそのやり方であった。複数の元研究員は「出来上がった新組織そのものに絶望した。これではますますモノが生み出せないと思った」とも振り返る。
16年12月2日。組合員の研究員たちは各自のパソコンで、管理職の名前だけが埋められた新組織図を見ることになる。

[1/3]
0288名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2018/07/18(水) 01:03:01.91
(>>287続き)
■前回同様の手口で公平性をうたうも「実質は指名解雇」

新組織図には、組合員の研究員から公募するポジションと人数が示されていた。公募は大きく分けて、武田薬品本体とPREで行われ、全体組織図は右ページ上図の通りだ。
例えば16年12月に示された実際の「DMPK(薬物動態)」部門の公募状況を示した組織図が右ページ中図。管理職(ADなど)はすでに埋められており、田の字の中に「○」が書かれているところが、組合員の公募ポジションを意味する。
このときは全ての小部門が募集していたが、1次募集を経て17年2月に再び示された組織図では、二つの小部門のみの募集に変わっていた。他のポジションは1次募集で埋まったためだ。

会社側は1次募集、2次募集と前後して、社内発ベンチャーを募り、海外部門(主にボストン)の空きポジションの公募もしていた。武田薬品本体(国内)から抜ける研究員の待遇をまとめたのが右ページ下表だ。
海外部門に移る選択は一見華やかだが、研究員たちには「3年保証の片道切符」と恐れられた。表向きは3年経過後に「国内に空きポジションがあれば戻れる」とされていたが、国内でこれほどリストラをする状況で、帰れる可能性は極めて低いからだ。
応募したのは若手中心。ある元研究員は「海外勤務の箔を付けてから転職したい野心家たち」と解説する。

リストラの経緯を前回(13〜14年)と比較したのが、上表である。簡単に言えば、「一度全てのポジションを外した上で公募→不合格者に早期退職を選ばせる」という手口を踏襲している。
なぜこのようなまどろっこしいステップを踏むのか。
「結果的に人員削減になるが、『早期退職募集』とは違うので対外的に発表せず、会社のレピュテーション(評判)を下げずに済む」「選考の過程で嫌気が差して、割増退職金なしの自己都合退職で辞めてくれることを期待できる」―。
当事者たちは会社側のメリットを種々挙げた上で、そろって「事実上の指名解雇ができる」という点を指摘する。
公募という体で公平性は担保しつつ、会社側の判断で容赦なくふるいにかける。不合格だった研究員が2次募集以降に応募できる空きポジションはわずか。武田薬品本体で自身の専門性を生かす道は断たれ、早期退職を選ばざるを得なくなる。
一部の研究員はそれでも高給な武田薬品に5年間しがみつくことを優先して、PREやベンチャーの道を選んだ。
その結果、会社側は「優秀」と判断する研究員を武田薬品本体に残し、「無用」とみた研究員は出向させたり、首を合法的に切ったりすることができた。

改革の下、武田薬品100%子会社のアクセリードに約250人、会社主導型あるいは研究員主導型ベンチャーに約100人が移ったとみられる。
武田薬品本体の公募に漏れて転職活動もうまくいかず仕方なく移った者、武田薬品本体の新組織図を見て絶望して社外に出ていくことを決めた者もいれば、初めから子会社、ベンチャーの可能性に懸けた者もいる。
いずれにせよ、武田薬品が給与水準を5年も保証する「モラトリアム期間」という餌が、一歩踏み出す勇気を与えたことだろう。

[2/3]
0289名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2018/07/18(水) 01:04:07.71
(>>288続き)
■移籍組を苦しめるサービスの不評と”ヤメ武田”包囲網

現在の子会社、ベンチャーの状況を上表にまとめたが、滑り出し上々とはいかないようだ。一部のサービスが「高すぎる」と客先から相手にされていないのだ。
サービスの売り込みを受けたあるバイオベンチャー幹部は、「他社と比べて高すぎる」とはねつけた。すると「うちは元武田薬品社員をそろえていて優秀ですから」との答え。
当然売り込みを断ったが、「優秀だったらおまえらこんなことになってないだろ、と言ってやりたかった」と毒づく。

サービスの評判以上に、武田薬品発の子会社、ベンチャーを悩ませるのは、2度にわたるリストラで業界各社に散った”ヤメ武田”研究員の存在である。
ヤメ武田は当然、武田薬品の息のかかった子会社、ベンチャーに良い感情を抱かない。「よほど価格優位性がある提案でない限り、同僚に相談されてリコメンドすることはない」と、あるヤメ武田研究員は冷ややかに語る。
2度の研究員リストラによって「ヤメ武田による包囲網」ができているのだ。

子会社もベンチャーも5年の給与水準保証の後は各社独自の基準になり、製薬業界トップクラスの現状の給与から大きく下がることは必至。そもそもベンチャーが5年続く保証もない。
5年未満で閉鎖された場合は退職加算金を受け取るオプションはあるが、薬価(医療用医薬品の公定価格)引き下げ圧力もあって数年後の転職市場の視界は不良だ。

■第3弾に戦々恐々 再生医療部隊も縮小される―

武田薬品はアイルランド大手バイオ医薬・シャイアー買収合意時点で、「買収完了後に6〜7%の人員整理」を予告している。両社の連結従業員数を単純合計すると約5万人のため、「約3000人がリストラされる」計算になる。
具体的な計画について、武田薬品からまだ発表はないものの、「リストラ対象になるのでは」と恐れているのは、やはり湘南の研究員たちである。
「これから具体的なことが決まっていくのだろう。メガファーマ(巨大製薬会社)になるわくわく感は何もない」とある現役研究員はぼやく。

戦々恐々のさなか、今年6月までに、湘南の再生医療ユニットの縮小が社内で発表されたことが本誌の取材で分かった。
京都大学iPS細胞研究所との共同研究プログラム「T-CiRA」の体制はそのまま残すものの、他のポジションは減らすという。減員は十数人規模とみられる。
前CFO(最高財務責任者)のジェームス・キーホーのときから手掛けてきた全社的コストカット策の一環という見方もあれば、シャイアー買収の資金を捻出しているという見方もある。

本誌の取材に、武田薬品は湘南の研究員のリストラについて、「R&D変革は人員削減を目的としたものではない。オプション提示にも最大限努めた」と回答。再生医療ユニットの縮小についてはコメントせず、「一般的に組織の見直しは毎月している」と説明している。
「研究の中心がボストンに移って、国内はすでに魂が抜けている」と元研究員は辛辣だ。それでも希望を捨てずにいた湘南の研究員も少なからずいたはずだ。彼らの士気も奪われつつある。

(週刊ダイヤモンド 2018/07/21)
[3/3]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況