合う合わないじゃない、合わせるんだよ(3ポートいじったことないけど)

1、まずは掃気ポート上端をから120度(上死点を0度として)にベースパッキンやベース切削で合わせます。
2、掃気ポート下端を下死点で開き切るように削ります。
3、次に排気ポート下端を下死点位置に、上端を90度の位置に合わせて削り込みます。
4、(90度時のシリンダー容量+シリンダーヘッド容量)÷(0度時のシリンダー容量+シリンダーヘッド容量)が
好みの圧縮比になるようにシリンダーヘッドを面研したりガスケットを厚くしたりします

1、最初が掃気ポート上端なのは、よほどのノウハウがない限り角度を換えてはいけないから。
また、直角頭のエアツールがないと精密に加工できないから。
2、掃気ポート下端は開ききってれば削りすぎてもとりあえずは問題ない。V100なんかかなり下まで広がっている。
3、今の流行はダイヤモンド型らしい。排気ポート下側を削りすぎるとピストンの角に深刻なダメージを与えるから注意が必要だ。
4、コンプレッションゲージの値を「圧縮比」と表現する人がまれによくいるけど、ちげーから!

(上死点から)90度120度というのは、レーサーから街乗りチューンまで、割と平均的な数値だから。
掃気やジェットの断面形状や角度、排気デバイスや組み合わせるチャンバーによって多少前後させるが、
何個もシリンダーを削って統計を取っていないなら、120度90度に合わせておけば間違いはない