>>184
バイクの燃料装置がキャブレターだったころは、こけると燃料タンクの空気抜きの穴からモロに
燃料が漏れることがあった。だからこけたときに「第三者」がすぐエンジンを止められるように付いてる。
デコンプレバーが付いてたころはそれが代用になってたとも聞くが。

今のEGIとキャニスター付いたバイクだとこけても燃料漏れないかもしれんし、
キースイッチで切ればいいじゃんって考えもあるんだけど、こけた状況によってはキーが折れたり曲がったり、
もっと怖いのはスロットルのグリップがぶっ壊れてエンジン全開のまま回りっぱなしになる事もある。
更にはライダーが倒れたバイクに足挟まれて動けなくなってる場合もある。
だから「第三者」がエンジン止められるように、キースイッチ以外にキルスイッチが付いてる。
スクーターに無いのが多いのは、125cc以下は装着義務無いからってのもあるんだろうけど、
キースイッチがそもそも車体の下敷きにならないような位置についてたり、サイドスタンドスイッチが代用になったり、
手足巻かれる恐れがあるチェーンが露出してたりってのが無いからってのもあるんだろうね。

ちなみに車だと事故でキャビンが潰れてキースイッチに手が届かなくて、
なおかつエンジンが回りっぱなしになってる時は、
レスキュー隊はボンネットこじ開けてヒューズボックス叩き壊したり、
バッテリーの配線ぶった切ったりして無理やりエンジン止めるそうです。