結局のところ、MSに限らずTE全体として、MRO領域におけるオペレーショナル・エクセレンスを実現していくためには、単なるKPIベースのPDCAサイクルだけじゃなくて、もっと上位概念としてのビジネスアジリティとか、クロスファンクショナルなアライメントを意識したエコシステム構築が必要なんだよね。つまり、TLレイヤーでのタクティカルなイニシアチブと、MGあるいはGMクラスのストラテジックなコミットメントを同期させながら、MROオペレーションのエンドツーエンド最適化を進めていく必要がある。

そのためにはまず、各BU(ビジネスユニット)が抱えているレガシーなプロセスやサイロ化されたデータストラクチャをデジタルトランスフォーメーション(DX)の観点から再設計して、リアルタイムでのデータドリブンなディシジョンメイキングを可能にするプラットフォームを構築することが前提条件になる。要は、KPIをモニタリングするだけじゃなくて、それをOKRにブレイクダウンして、各レイヤーのアカウンタビリティを明確化したうえで、エンパワーメントされたチームが自律的にPDCAを高速で回せるオペレーティングモデルを実装していくことが重要なんだよね。

で、実際そこを推進していくには、単なるナレッジシェアとかベストプラクティスの横展開だけじゃ不十分で、もっとコラボレーティブかつインタラクティブなコミュニケーションアーキテクチャが求められる。だから我々としては、TEのMROドメインをハブにしたCoE(Center of Excellence)を設置して、TL層からMG層、さらにGM層までを一気通貫で巻き込みながら、KPIアライメントとPDCAのトランスバースな実行力を担保していく。

最終的には、その一連のプロセスを通じて、TEのMROが単なるオペレーション機能ではなく、ビジネスバリューチェーン全体をドライブするグロースエンジンとしてポジショニングされることを目指してる。つまり、単にPDCAを回すだけじゃなく、各層がKPIをオーナーシップして、サステナブルなバリュークリエーションを生み出すための“ストラクチャード・アジャイル・マネジメントモデル”を確立するのが、今の我々のミッションなんだよね。