そもそもsp混成軌道とは何なのか、どんな力学の産物なのかと
いう疑問がわくだろう。それはまた別の機会にしてパズルの話を続けよう。
核子内クォークや原子核内核子に混成軌道を導入できないかの狙いも。
純粋固有関数なのか必然的に混合性の関数なのかの、純粋混合差別の有無も、
今後の問題。


リンは5本の手を持つ。
硫黄は6本の手を持つ。
ヨウ素は7本の手を持つ。
オスミウムは8本の手を持つ。
レニウムは9本の手を持つ。

原子価のオクテット則というのはsp混成軌道の総電子数が8だから
というもので第三周期以降では厳密に守られるべき規則ではなくなる。

手を全部水素Hで埋めよう。どんな形をしているだろうか。
PH5やIH7。実は水素よりフッ素がパワフル元素で、PF5やIF7のように
して最大原子価の分子が達成される。ついでにキセノンも6価。XeF6


この形が数学的なパズル。
硫黄のSF6はxyz軸の両側っぽいだろう。SF6とUF6は実際にもそうである。
6フッ化ウランの形はこれである。
ウラン化合物で最も沸点が低い摂氏60度ほどで気体になるという
都合の良い分子なので気体化しての処理に使われる。

PF5はどうだろう。言われると小中学生じゃなければ6なんかより5や7が
どんな配位になるかの疑問の方が興味深いなとなるのが大人の感覚。

これは正三角形と円柱の上下方向につながる5配位となる。
しかし頂点1つと正方形の四角錘の5配位にもなり、揺らぎ続ける。