>>9
MOX燃料粉末ならアクティブ試験時に製造したものが6.7tHM、Pu酸化物換算で3.3トンある。

安全協定に基づく定期報告書 2021年度3月(日本原燃)
https://www.jnfl.co.jp/ja/business/report/public_archive/safety-agreement-report/file/202203-cycle.pdf

令和2年における我が国のプルトニウム管理状況(令和3年7月9日 内閣府 原子力政策担当室)
http://www.aec.go.jp/jicst/NC/iinkai/teirei/siryo2021/siryo21/1_haifu.pdf

MOX燃料はPu含有で4~9%だから、Pu3.3トンは実製造量で82.5t~36.7t分に相当する。
これはMOX工場製造能力130t-HM/yearからみると、ざっくり短く見積もっても約3か月間は加工運転できる在庫量になる。
(HM換算なんで酸化物分ちょっとずれるが、原子量的に誤差は1割ちょっとのはず…。)

再処理工場が動かなければ在庫がなくなるからいつかは止まるのはその通り。
だが、再処理工場が動かなければMOX工場も動かないってのは少々語弊がある気がする。
どちらかというと、国際的なプルトニウム保有量規制の観点からプルトニウムをMOX燃料として吐き出して消費しないと次の再処理ができないんじゃなかったっけ?

アクティブ試験で製造したMOX粉末が使用できるのかっていう議論もあるとは思うが、製造したのは3.11の地震の前の話だから、安全審査とかでケチが付くことはないだろう。製品品質とかで問題があるかどうかだと思うが。