コントレイルが種牡馬転向秒読み?
とてつもないスケールのビジネスだけに…179頭の種付けで35億円以上も

'20年シーズンの種付け頭数が主要種馬所から発表された。
最も多くの繁殖牝馬を集めたのは、社台スタリオンステーション(SS)に繋養されている
キズナ(牡10歳、父ディープインパクト)で、242頭。
僅差の2位はエピファネイア(牡10歳、父シンボリクリスエス)の240頭。
3位がレイデオロ(牡6歳、父キングカメハメハ)の196頭と、例年通りに社台SSが占めた。

日本一の種牡馬は2000万円の単価で179頭に種付けしたロードカナロア(牡12歳、父キングカメハメハ)。
1シーズンで35億8000万円も稼いだのだ。
種付け料600万円のキズナが14億5200万円を稼いだが、首位には遠く及ばなかった。

次代の主役は、無敗の三冠を達成したコントレイル(牡3歳、父ディープインパクト)だ。
7戦7勝の戦績で6億7518万6000円を稼いでいるが、
種牡馬となればいきなり1000万以上の種付け料が設定されるはずで、
200頭に絞ったとしても年収20億円。
凱旋門賞制覇など、競走馬としての長い活躍を期待してしまうが、
現実的には種牡馬転向がすでに秒読みに入っているのかもしれない。