ところが、’11年の2月頃になると、拓磨さんはA氏と出かけなくなった。

「このころからA氏による無視が始まっていたのです」

拓磨さんは、自分がA氏から無視されている理由がはっきりわからずに思い悩んでいた。
自身のブログからその様子が浮かび上がる。

《2月23日、良くしてくれた人の態度が180度変わるってのは、本当に辛いね。
会社行くのが辛すぎるでしょ??汗、鬱になりそ……》

《4月20日、俺はあの人に芽を摘まれたらしい。2人目なんだってさ。
突然シカトじゃ、何が悪いのかわからない。同期の中で劣ってたら摘むのか……。
会社を辞めるか・・・人生を辞めるか……》

心配をかけたくなかったのか、無視されていた事実を家族に打ち明けることはなかったが、異変はあったという。

「主人に、『自分はこの会社に向いてない』とポロっとこぼしたこともありました」