シールドと対地絶縁測る理由は、前出の通り外皮の損傷確認。
外皮損傷があると、雨水等侵入により架橋ポリエチレンの劣化につながるから。
あと、高圧ケーブルは等価回路的にY結線の接地コンデンサーと同じ振る舞いをする。線路Voが完全に0なら、シースアース三相一括の電流はゼロになる。線路のいずこかで地絡が起きてVoが発生すれば、それに応じた電流が流れるのはZPDと同じ理屈になる。
よって、Vo数値が測定出来る環境に無ければ、シースアース電流が変化してもケーブル劣化の判断材料にはなりにくい。