重水を使うCANDU炉があるカナダ・オンタリオ湖周辺で
ダウン症や小児がんなどの健康被害が調査で明らかになった。
それまで飲料水のトリチウム基準値は7,000Bq/Lだったのが、
実質20Bq/Lと大幅に引き下げられた。
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/genpatsu/tritium_1.html

トリチウムはβ崩壊により、化学結合しにくい安定的なヘリウム3に変化するが、
このことがβ線被爆よりも深刻なダメージになり得る。
タンパク質やDNAの生成過程で、水素と間違って取り込んだトリチウムは
ヘリウム3に変化すると脱落、タンパク質やDNAが壊れてしまう。
放射線被曝は確率の問題だが、ヘリウム化による脱落は取り込めば必ず起こる。
ICRPの基準はこのことを考慮していない。
というのが、分子生物学者・河田昌東氏の指摘。
https://youtu.be/GCeIMmP9-Dk

細野は「風評加害」と批判するが、
「放水基準:1,500Bq/L」と「飲料水基準:20Bq/L」
の違いをどう説明するのか?

「海で拡散する」と言うが、75倍の違いがある中で
一定時間滞留するトリチウム水もあるだろう。
近海に生息する魚貝類もいる。
しかも、30〜40年間垂れ流し。