>>47
なんか、勘違いしてないか?

1. 総括原価のように「儲けの保証」がないだけで、自由化の中、市場でも、儲けは「企業努力」で確保するもの。
メンテをちゃんとやって設備を長生きさせるとか、ロスを減らすとか。
これを怠れば、火力だろうが風力だろうが太陽光だろうが、儲けは生まれない。


2. 「その電源にはあるのか?コストはいくらだよ?」というが、逆に、自由市場での「コスト」って何?

LCOEが実際の40年間で固定されたコストか?
LCOEはあくまで、経済成長を加味しながら、長期間の見通しを他の電源との比較の中で見やすくしたものであって、
それ以上でもそれ以下でもない。

実際に、過去40年間で燃料費や人件費がどれだけ・どのように変動した?
右肩上がりに一直線だったか?
これから予想されるCO2対策費を、実際にはどう予測する?
モデルプランコストのようにIEA想定の排出権購入費でいいのか、
まだ出来てもないCCS市場の、山元抑える権益か?

一方、発電事業者は、事業環境をその時その時で判断しながら、
より長期契約を取れるのなら、当初想定の「ある期間での原価」を割ってでも、低額応札して元を取る・・・
なんていう戦略だって立てられる。

その戦略が甘かったら、落札しても契約期間の途中で
「採算が合わなくなって」撤退するだけ。

電力の自由化市場って、そういうのじゃないのかね?