>>393
(続き)
(pdf 43/43) 水素製造コスト
https://i.imgur.com/mfMfJFy.png
★仕様
・高温ガス炉熱出力:600 MWt
・水素製造量:85,000 Nm3/h
・水素製造効率:50%
・稼働率:80%
・水素製造コスト:25.4 円/Nm3 (稼働率80%)

・・・この数字を押さえた上で、ISプロセスだけの生産量を見てみると、

日本原子力研究開発機構 高温ガス炉水素・熱利用研究センターのWebページ
【資料】熱化学法ISプロセスの研究開発
https://www.jaea.go.jp/04/o-arai/nhc/jp/data/is_process/data_is_process.htm
> 水素製造効率40%を可能とするプロセスデータを充足することを目標とした研究開発を進めています。
> 水素製造専用プラントとして熱出力600MWの高温ガス炉システムを用いれば、約17万台[3]の水素燃料電池自動車に水素を供給することができます。
> [3] 自動車1台あたりの年間消費水素量約1000m3、水素生産量毎時24000m3として計算した場合。
(・・・「m3」とか書いてるけど、「Nm3」のことなんだろうねぇ・・・?)

熱出力 600 MWt で水素製造効率40%のとき、
→ 水素製造量 24,000 Nm3/h
40%を50%に上げたとしたら、÷0.4×0.5で、
→ 水素製造量 30,000 Nm3/h

ということは、
水素製造量の分担比率は、
システム全体:ISプロセスの分=85,000Nm3/h:30,000Nm3/h=100:35.3

残り64.7%は、メタンの水蒸気改質によるもの。
(続く)