>>236
>ベースロード電源
>発電(運転)コストが、低廉で安定的に発電することができ、
>昼夜を問わず継続的に稼働できる電源

これは日本でベースロード電源と呼ばれているものの話で
安定電源の話とは別物である。

原子力発電のように需要と無関係に発電し続けるような
系統運用上の厄介者の使用を説明しようとするための方便が
ベース電源とかベースロード電源とかと言っているもの。

現在の系統運用で重要視されるのは,Dispatchableな電源,
すなわち電力需要の変動に応じて出力を柔軟に調整できる電源。
再エネのような自然変動電源を増やそうとすれば,
ガス火力やダム式水力のような調整可能な電源こそが
電力系統を安定させる電源と言える。

そもそも原子力は運転中は出力一定で運転し続けなければならず
しかも時々は故障や地震で停止するから
そのような事態を考えた予備力(バックアップ)は必要。

それでも発電コストが非常に安いというならよいが
それは否定されてしまったわけで(東電がそれを証明した)
原発がベースロード電源だから欠かせないかのような
主張には根拠がない。

もう先進国ではベースロード電源という概念自体が時代遅れ
という状況は電力会社の人間でも分かっていること。
英語が読める人ならなおさらである。