ダウン症に理解を 東京でパレード

11月19日 14時57分

ダウン症への理解を深めてもらおうと、東京・新宿でダウン症がある人やその家族が歌やダンスを披露したり、パレードを行ったりする催しが開かれました。

この催しはダウン症がある人たちの元気な姿を見てもらい理解を深めてもらおうと、親たちで作るNPOが毎年この時期に行っています。

東京・新宿区の公園にはダウン症がある人やその家族、それに支援者などおよそ1500人が集まりました。はじめに特設ステージで、歌に合わせて子どもたちがダンスを披露し、会場からは大きな拍手が送られていました。

その後、参加者は東京都庁の周りをパレードし、旗や風船を持ったり、道行く人たちに手を振ったりしながら笑顔で歩いていました。

ダウン症のある2歳の子どもと参加した39歳の母親は「みんなで集まって歩くのは楽しく、ダウン症のことを多くの人に知ってもらうとてもよい機会になると思います」と話していました。

主催したNPOの古市理代理事長は「ダウン症のある人たちは元気に明るく生活している。障害のある人もない人もともに尊重しあえる社会になってほしい」と話しています。