浄水場業務めぐり談合か=都職員が予定価格漏えいも―都と4社立ち入り検査・公取委

10/30(火) 11:37配信 時事通信

東京都水道局が発注する浄水場の排水設備運転業務をめぐり、談合を繰り返した疑いが強まったとして、公正取引委員会は30日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、水処理事業大手「水ing」(東京都港区)など4社を立ち入り検査した。

都職員が予定価格を漏らした疑いもあるとして、都にも検査に入っており、全容解明を進める。

他に立ち入りを受けたのは、月島テクノメンテサービス(江東区)、石垣メンテナンス(千代田区)、日本メンテナスエンジニヤリング(大阪市)。

関係者によると、都水道局が発注する浄水場の排水処理施設の運転管理業務で、
4社の担当者が毎年、事前に受注予定者を決めるなど談合を繰り返した疑いが持たれている。

都水道局の浄水場10カ所のうち7カ所で業務を受託しており、受注額は毎年約6億円に上るという。