大阪ガス、販売店に不当ノルマか…公取立ち入り

都市ガス大手の大阪ガス(大阪市中央区)が、自社のガス機器の販売ノルマを達成できない販売店に対し、
不当なペナルティーを科していた疑いが強まったとして、公正取引委員会は3日、独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで同社を立ち入り検査した。

公取委は、こうした行為が取引上の優位な立場を利用して相手に不利益を与える「優越的地位の乱用」にあたるとみて解明を進める。

関係者によると、同社は数年前から、ファンヒーターやコンロなど自社のガス機器を扱う販売店に、毎月の販売数などのノルマを設定。
達成できない店舗に対し、同社が発注する修理点検業務の担当エリアを縮小したり、機器の納入代金を値上げしたりした疑いがある。