>「慰安婦」なら許してくれる。
などと言いたいのか?


ソウルで「トイレの盗撮」が深刻な社会問題に | 8000人の職員が懸命に捜索するも…

9/16(日) 8:00配信 クーリエ・ジャポン
ソウル市は、10月より公衆トイレに設置された隠しカメラの調査に、職員8000人を動員すると発表した。
現在、この作業にあたっているのは約50人なので、大幅な増員である。

米「ニューヨーク・タイムズ」紙によれば、今後、毎日2万554件の公衆トイレを調査する予定だ。

韓国では、女性の盗撮が深刻な問題になっている。
警察当局によれば、こうした盗撮は2013年から3万件以上も同国で報告されているという。

公衆トイレだけにとどまらず、試着室の煙探知機やゴミ箱に設置されたビニール袋の端にカメラが隠されており、女性がもっとも無防備になる瞬間を捉える。

さらに、英「ガーディアン」紙によれば、隠しカメラはペンや時計、靴など日常品に隠されていることもあるという。
そして、こうした隠し撮り映像の多くは、オンラインポルノとして世に曝(さら)されることになる。

10月初頭には、地下鉄や公園、コミュニティセンター、公共のジム、地下商店街にあるトイレが8000人の職員によって徹底的に調べられる予定だ。
近年の政府による隠し撮り対策は、ぱっとしないものだった。
調査は月に1度しかおこなわれず、過去2年間では1台もカメラを見つけられていない。

というのも、警察によれば、監視カメラが設置されている時間はわずか15分程度。
月に1度、職員がトイレを練り歩いているだけでは、到底その“現場”を押さえるのは難しい。

ソウル市はこの新たな取り組みによって「隠しカメラを心配することなく、安心して公衆トイレを市民に使ってもらいたい」というが、市民からは疑問の声もあがる。

公衆トイレは利用しないようにしている、という34歳の女性はこう話す。
「隠しカメラを発見して取り除いたからといって、問題が解決するとは思いません。設置した犯人を捕まえて、罰することのほうが重要でしょう」COURRiER Japon