>>83
例として、九州エリア需給実績と、OCCTOの広域機関システムの連系線潮流実績を調べてみろ。
http://www.kyuden.co.jp/wheeling_disclosure.html
http://occtonet.occto.or.jp/public/dfw/RP11/OCCTO/SD/LOGIN_login#

九州エリアは、関門連系線の中国向け運用容量が時間あたり278万kWhある。
中国=関西を繋ぐ西播東岡山線・山崎智頭線は、中国→関西向け運用容量が時間あたり405万kWhある。

九州は原発再稼働で、時間あたり平均150万kWh発電している。
ほかに、J-POWERの広域電源の石炭火力が設備容量で300百万kWあり、
この一部を中国、四国、関西、北陸、中部が相対契約で買っている(比率は営業秘密らしい)。
2016年4〜12月までの9ヶ月だと、
九州エリア需要:643億kWhなのに対して
原子力:98億kWh(対エリア需要比15%)
火力:530億kWh(82%)
水力:48億kWh(7%)
地熱:7億kWh(1%)
バイオマス:1億kWh(0.2%)
太陽光:53億kWh(8%)
風力:4億kWh(6%)
エリア内発電電力量計:744億kWh
と、エリア需要の1.16倍発電している。
この超過分を九電の揚水動力と連系線出でバランスさせている。
揚水動力:▲9億kWh、揚水発電:6億kWh、差引:▲3億kWh(▲0.5%)
連系線出:▲97億kWh、連系線入:0億kWh、差引:▲97億kWh(▲15%)
・・・原子力と関門連系線東向け実績がほぼ同じ。

この間、関西は、中国、四国、北陸、中部からも含めて、
連系線出:▲0億kWh、連系線入:157億kWh(うち、中国からが89億kWh)、差引:157億kWh(エリア需要1,072億kWhの15%)

コスト高が明白で、燃料プールがあと数年で満杯になり、避難計画もままならない、
しょうもない電源のために、連系線運用容量を盾に、再エネを接続制限するのは、愚の骨頂。