>>924
> 基準燃料価格が変わってないはずだから

どうかな?
電力会社の火力設備の陣容や、燃料の調達契約の構成、
エリア内需要と他電源構成状況や運用にもよるのでは?
だから、「仮想の合成価格」である基準燃料価格の、α、β、γ値が、
会社や時季によって変わるはず。

原発再稼働しちゃったところは石炭減らすだろうし、
太陽光の多いところは、瞬発力のある揚水とともに、
次の継投のLNGが増えるだろうし。

関電は、原発再稼働したといっても、5月から高浜3、4号が入ったり外れたりで、
絶対量が足りないから、相当量を電力取引市場で調達しているはず。
去年の連系線の潮流実績も見ると、実際に、九州と四国の太陽光相当分が関西に流れていて、
需要や上池に余裕があれば、昼間にそれを関西の揚水で貯めることまでしていた。

詳しくは分からないけど、
太陽光の2MW以上が今年4月以降導入分から?入札制に移行している。
その分はもうFIT価格ではなくて、短期限界費用(早い話が燃料費だけ)だけで入札(※)しているだろうから、
電力会社は相当安く調達できてしまう。
「実は、値下げの理由は太陽光でスた」なんて話が、遠からず起こりそう。

※ 報酬はその容量時間コマの最後に埋めた価格で一律支払われるので、
連系できて、企業努力でアワーを稼げば、自分の入札額と報酬額の差額で、
太陽光でも資本費早期回収が可能ということらしい。(設備利用率14・15%というのは安全に見た数値だから)
ここが総括原価主義・許認可料金制と大きく違うところ。

石炭火力なんかは40年間のコスト比率を割引率0%で見ると、
資本費:16%、運転維持費:21%、燃料費:63%(CO2対策費含まず。もし排出権買取価格として入れたら76%)くらいなので、
なので、メリットオーダーでは後の方になる。