「限界費用の定義替え」による「売り切れ」を発生させる仕組みが「ブロック入札」です。
経産省や電力関係者のほとんどは、これは関係ないとの立場をとっていますが、どうでしょう。
まず「ブロック入札」とはどういうものか考えてみましょう。
電気の需給調整の単位である30分のコマを複数まとめて入札するというもので、コマのまとまりをブロックと称するのだと思います。
2コマでも10コマでも、場合によっては1日分の48コマもあり得ます。
入札時に各コマの入札価格を指定しておいて、一つのコマでも約定しなかったら、全コマ約定しないという仕組みです。
例えば各コマ100万kWhずつ、10コマ1000万kWhの売ブロック入札を行ったとします。
一つのコマで約定しなかったので、10コマ全部約定しないことになります。
数字的には1000万kWhの売入札があったが約定されなかったという結果です。
経産省には「売入札は減ってない」と見えます。
ちゃんと売入札したのに、約定できなかっただけと。
実際には、はなから供給する気などなく、こんな高い価格で約定されるわけがないという価格で売入札すれば、対象の発電所は、そのコマは発電をしない、つまり停止し、燃料の節約ができます。
仮に売入札価格を30円と設定したとします。
29円以下では約定しませんので、売れるときは必ず30円以上で売れることになります。
これが「限界費用の定義替え」で行えるようになった高値売入札の効果です。