ツイッター上で「工作員」や「スリーパーセル」といった言葉を使って、
名誉を傷つけられたとして、市民団体「のりこえねっと」共同代表の辛淑玉(シン・スゴ)さんが3月16日、ジャーナリストの石井孝明さんを相手取り、
慰謝料550万円の支払いを求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状などによると、石井さんはツイッター上で、「工作員」や「スリーパーセル」などの表現を使って、
あたかも辛さんが、北朝鮮など外国政府から指示や資金提供を受けて、日本国内で違法な諜報活動を
おこなうスパイやテロリストであるという印象を一般ユーザーに与えて、社会的評価を低下させたとしている。
提訴後、東京・霞が関の司法記者クラブで会見を開いた辛さんは「他国からお金をもらってテロ行為
をしていることはまったくありえない」「彼が言っていることはデマだ。これ以上、デマを許すことはできない」
と述べた。また、差別扇動にあたるとして、「この社会で一緒に生きている人すべてに対する恐怖だ」とうったえた。
石井孝明 https://imgur.com/4ZJpxF5.png