>>595
配電線の電柱については、倒れるだけでなく、
飛散物(トタンやハウスのビニール等)が引っかかっただけでも、
停電の要因になりえて、今回復旧が長引いている主要因はこちらかと。

鉄塔崩壊については、足場の基礎崩壊ではなく、設計基準以上の風圧がかかったのかも?
詳細は今後の検証待ち。

最大瞬間風速40m/s以上で停電多発 台風15号暴風被害ビッグデータ分析
https://weathernews.jp/s/topics/201909/120115/

東電PG「地域供給系統(154kV以下)空容量マッピング」の「千葉県」より、
http://www.tepco.co.jp/pg/consignment/system/index-j.html
p.8 の66kV電力系統図では
#108:内房線 (66kV・2回線)・・・p.13
#142:木内線 (66kV・2回線)・・・p.14
#143:小糸川線 (66kV・2回線)・・・p.14
が輻輳しているけど、1つの鉄塔に共架されていたのか?
このあたりはよくわからず。
3線は北東の先の内房変電所につながり、
その先はいすみ市から鴨川市、南房総市あたりまでをカバーしてたように見える。

66kV×6回線で、電圧は高くないが高さは50m前後。
一般的な送電鉄塔は、2回線(片側電力ケーブル3本×2=計6本+一番上に地線1本)の構成。
倒れた鉄塔は片側電力ケーブル9本×2=18本も抱えてた。
発電所に近い電源線にはよくある構成かと。
かなりの風圧がかかっていたであろうことは容易に想像。

実は、このあたりは154kV・2回線の君津共同火力線や
500kV・2回線の富津火力線も輻輳しているが、
それらが損傷したという話は、今のところ聞いていない。
https://goo.gl/maps/qyFvz6PnnHtb16Mz9