>>47
> たとえば輸送で言えば、農産物を地産地消するとか、工業生産物も生産地から消費地までの
> 距離を最短化する、東京の巨大人口のスプロール化→郊外から都心への遠距離通勤を
> 見直すというように、

具体的に、どうやったらあなたの望む社会が来るか、というのを考えてみればいい。
東京・大阪間(でもどこでもいいが)の交通量に規制をかけるのか?
しかしあなたは交通の「質」(必要不可欠か否か)を問うているのだから、その「質」を誰かが判断しなくてはならない。
誰がどうやって判断するのか?

或いは、新幹線の運賃を上げれば、不要不急の輸送はしなくなるかも知れない。
でも、そのように意図的に価格を操作すると、必ず国民経済全体にとって悪影響を与える、というのが
ミクロ経済学の教えるところなんだ。

もし農産物が地産地消することにより、エネルギーコストが純減するのなら、
既に市場メカニズムが働いてそうなっているはずなんだ。東京と大阪のセールスマンの例もそう。
実際にそうなっていない、ということが、それが経済合理性がないことを示している。

今からマルクス主義経済をやり直そうという人ならともかく(信じられないことに、ソ連が崩壊して何十年たった今でも
本気でそう考えている奇妙な人々は、実際に存在する)、
そうでない人には、あなたのような発想はできない。