>>44
共産主義も問題が多いよねぇ。
でも自由主義だからといって、何でも自由かというとそうも行かない。
特に輸送のような公共の要素が強いものは社会全体の利益を考えないと。

まず、一番に僕が問題視しているのは、日本社会がバブルで発展しすぎて、エネルギー消費が
大きくなってしまったこと。
たとえば輸送で言えば、農産物を地産地消するとか、工業生産物も生産地から消費地までの
距離を最短化する、東京の巨大人口のスプロール化→郊外から都心への遠距離通勤を
見直すというように、輸送距離を短縮し、エネルギー消費を減らしながら、かつ利便性を損なわない
といった考え方は必要だと思う。

東京=大阪間を新幹線が大量の乗客を輸送しているわけだけど、これにしても、東京の営業マンが
大阪に来て大阪の客を取る、大阪の営業マンが東京で同じ事をする。つまり、お互い客と金を
奪い合っているだけでトータルとしてはゼロ。

無駄な輸送を行うと、エネルギー消費が増える。エネルギーは海外からの輸入なので海外支払いが生じ、
日本の貿易収支は赤字化するという問題もあります。無駄輸送を減らせば経済負担は減ります。

鉄道は他の輸送機関に比べてエネルギー効率で有利なので、自動車や航空機のほうが問題は
大きいわけだけど、だからといって鉄道をやみくもに増やして良いってものではないでしょう。

今は経済が低下していて、将来急に改善するという見込みもない。また少子化も進んでいる。
ということは乗客の数が減る。その時に、リニアが新幹線や飛行機、自動車と競合して、
客の奪い合い→過当競争→運賃値下げ競争→赤字という可能性もある。
運賃安いからいいじゃんと思うかもしれないが、値下げ分はJR労働者給料が下がるor
リストラによるもので、エネルギーコストは変化しない。人件費は国内に残るお金で多くてもいい。
エネルギーコストは海外支払いだから、減らすべきなのに、逆になるんじゃない?