原発事故に関し、東電は政府と共に、少なくとも結果責任は免れまい。
しかし震災後の電力復旧に、これ以上無いほど必死に取り組んだのも事実。
そもそも日本の電力会社ほど電力の供給責任を真摯に考えている組織は世界的にも
ほぼ皆無と断言出来る。
関電も阪神大震災時は費用度外視、社員も家族や我が家の被害を忘れて働き、
7日で停電を解消させた。
東電も関電も必死さは変わりない。
しかし今回、東電は関電を上廻る企業力で供給責任を全うした。
その事実だけは忘れて欲しくない。
電力会社は保守的で官僚的であるのは確かだが、
何があっても供給責任を真摯に完遂させようとしているのも事実。
私は古賀某の「停電テロ」発言、及びそれを喧伝した一部マスコミの報道を死んでも忘れない。
それはそのまま彼らの品性下劣ぶりを表している。
今後の「新電力」はいざ知らず、
既存の電力会社関係者でそんな事を考えていた者は一人もいないと断言出来る。

少しばかり話が逸れたが、当然ながら東電は原発事故に責任はある。
しかし事故や電力復旧に不眠不休で取り組んだのも事実。
それだけはお願いだから忘れて欲しくない。