政府や電力会社が再稼働を急ぐのは、無理やりにでも
動かさないと経営が持たないからです。

安全性が怪しくて動かせない原発は多額の減価償却費と
維持管理費だけを生み、赤字を膨らませる「不良債権」なのです。

一方、減価償却を終え、安全対策に投資をしていない原発ほど
コストが安く、利益が上がる仕組みになっている。

危険な原発に依存するビジネスモデルを続けてきたことに問題
の根があります。関電は発電総量の約5割を原発が占め、40年
で廃炉となると8年以内に全11基の原子炉のうち7基が止まる計算です。

再稼働は、実はエネルギー不足問題ではなく電力会社の経営問題なのです。