>>590
何言ってんの?

水蒸気と炭酸ガスから水素とCOを作るのではない。
それが簡単にできたら、誰もCO2排出量削減なんて苦労はしない。

水蒸気とCOから水素と炭酸ガスを作る。
水素だけでなく炭化水素も直接燃料に出来るというのは、
作動温度が600℃以上だから、併せて改質できるだけのこと。
炭化水素が燃料なら、電気化学反応後はやはりCO2を排出する。
水蒸気改質、水性ガスシフト反応をちゃんと勉強し直して来い。

100kWのシステムを実際に簡単に作れているか?
今、市場に出回っているSOFCは、0.7kWと200kW(40kWモジュール×5個)だけ。
200kWは大きさが 9.16×2.62×2.06m、重さが19.9tもある。
あとは各社開発中ばかりで、もうかれこれ10年以上になる。

それより大型もまだ目処が立っていない。
理由は、白金を使わない代わりに、ジルコニウムベースのセラミックの電極材は、
安定した耐熱応力、封止性能を持つセルを作るのが難しいのと、
出力を上げるためにセルを何百本/層も束ねるので、
1000℃近くでの熱分布が大きく異なって、燃料/空気の流量調整とかの制御も難しいから。
混ぜ物はイットリウムで本当にいいのか、焼結方法はどうするか、
高価な銀で表面処理したステンレスにするか、
いっそのこと、同時改質諦めて作動温度を下げるか等々と、
まだ材料レベルでもめている。

PEFCは自動車メーカーがとっくに100kW級スタックを作ってしまったよ、
クルマに載せられるようなサイズで。
改質器付けても軽トラの荷台に載せられそうだ。