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 電力会社の洗脳がすっかり染み渡っているね。燃料電池は湯を沸かすための仕掛けではない。当然だけれどもね。
今エネファームに使われて居る固体酸化物型や、溶融炭酸塩型は、元々動作温度が、600度とか1000度とかの
高温動作型だから、高温の排気ガスが出る。
 その排気ガスを回収して給湯すれば熱効率が高くなると言う理屈で、家庭用に開発されている。その燃料電池単体の効率は、
理論値では50%を超えるが、実態では、38とか40%前後の効率になっている。
 それでも 、従来型の火力発電が、どんなに頑張っても42%が限界で、そこから送電線損失を引くと、使用場所での効率は、
37%になってしまう。
 つまり、家庭に燃料電池をおけば、最新鋭の火力発電所よりも熱効率が高い発電が出来る。それが燃料電池を使う第一の目的。
効率が高ければ、省エネになるし、co2発生量も減らせる。そこに更に廃熱回収を
考えたのがエネファームであり、家庭用で、総合効率84%程度を実現している。つまりお湯を全く取らなくても電力会社より
効率が高いのに、その倍の効率が出るのがエネファームと言うことになる。だから、
本来エネファームは、お湯を作ることが目的ではなくて、排ガスの50%の熱を回収しても、60%の効率になるのだからその方が
はるかに効率が高いと言うことになる。余った熱は捨てても良いのです。
 ところで、全国平均のエネルギー消費率は、電気50%、ガス50%程度に
なっているらしい。勿論シャワーだけでなく、コーヒーや、煮炊きに使う
お湯も、エネファームのお湯を使えばいいし、こう熱源はオール電化にして、
電熱にすれば、ガスよりはるかに高効率になる、簡単に言うと、
エネファームを使うと、ガス代がただになる計算になる。
 家庭の最大電力は、全国平均で、3kw、戸建て住宅で4kw程度であるから、
その程度のエネファームを設置すれば、完全自立電源
として成立する。つまりブレーカーがとばないで、電気が普通に使える量と言うこと。
 勿論これはピーク電力であるので、一日を平均すると、実は、0.7kwくらい
になっているという話。