東芝、移動式の土壌除染装置開発 学校などで活用を
2011年12月26日 17時39分

東芝は26日、
東京電力福島第1原発事故によって拡散した放射性セシウムを土壌から除去できる移動式の除染処理装置を開発したと発表した。
装置を組み立てた東芝プラントシステムの厚木工場(神奈川県厚木市)で報道陣に公開した。

学校の校庭や公園といった公共施設での活用を想定して開発。東芝は装置と作業員を派遣し、1日当たり数百万円で除染を請け負う計画だ。

装置は2台のトラックで運搬が可能。土壌やごみ焼却灰からセシウムを溶かし出し、吸着材を使って除去する。
1日当たり1・7トンを処理することが可能で、放射性セシウムを最大で97%除去できる。
(共同)