核融合炉は現状で核分裂炉の2-3倍のコストと言われているから実用化は意外と近いだろう。
宇宙太陽光発電は打ち上げコストだけでも50分の1以下にする必要があると言われ
スペースデブリや故障時の対策の難しさなどもあり実験衛星の打ち上げにすら至っていない。
国際協力によって具体的な計画が進行中の核融合炉とは対照的でありまだまだ基礎研究、
SFの域を出ないというのが現状である。

宇宙太陽光発電と比べれば地上太陽光発電+蓄電の組み合わせの方がまだ有望である。
これは10分の1程度の価格でコスト的に割に合うようになる。現状では風力発電の方が
コストは割安だが騒音や景観上の問題で設置上の障害も多く、量産化や技術開発による
低コスト化の効果も太陽光発電の方が大きい。将来的に核融合炉の最大のライバルは
地上太陽光発電+蓄電の組み合わせになるだろう。