http://www.taro.org/2012/04/post-1188.php
関電の去年の夏の供給は計2947万kw(水力225万kw、火力1415万kw、他社融通522万kw、揚水448万kw、原発337万kw)。
関電の今夏の供給予測は、計2489〜2574万kw(水力193万kw、火力1472万kw、他社融通638万kw、揚水185〜270万kw)。
※85万kwの範囲は自家発電購入未定のため(1000kw以上の自家発電所から15〜20円/kwhで購入と制限しているため少ない)。

先ず、最大の疑問は、政府・関電の今夏の需要予測が、昨年の最大需要2784万kwを遙かに上回る3138万kw!
供給予測も疑問;関電管内に自家発電容量700万Kw以上あり、設備容量に制限を設けず購入価格を上げれば大幅な買電可能。
さらに、西日本の自家発電容量2000万Kw、またガスコジェネもあり、中部・中国・四国の電力会社の供給余力800万Kw以上。また、今夏に黒部川の5つ水力・火力の発電所を定期検査・工事も疑問(前倒し可能)。また、揚水の能力は430万kwだ。

最後に節電予測が無い;大口との節電契約88万kw以上(需給調整契約;電力需給の逼迫時に節電。見返りに電気料金割引)。
さらにピーク時の節電可能200万kw。 ※ピークから100万kw以内の時間は30時間/年 (0.3%/年)しかない。

政府・関電は、今夏、大飯原発再稼働なしでは供給不足と再稼働に躍起になっているが、これでは誰でも納得しない。