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【研究】青色顔料のセシウム吸着力を8倍高めることに成功 放射性セシウムで汚染された土壌の処理に期待…物質・材料研究機構
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1324285070/
セシウムを除去する性質が注目されている青色顔料プルシアンブルーのセシウム吸着力を8倍高めることに、
物質・材料研究機構の研究者たちが成功した。

プルシアンブルーは、紺青(こんじょう)とも呼ばれる合成顔料として、古くから知られている。
ジャングルジムのような結晶構造をしており、内部の空隙にセシウムを取り込む。

物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の山内 悠輔・独立研究者、
Hu Ming博士研究員らは、細かいプルシアンブルー粒子を分散させた溶液に水溶性の高分子
「ポリビニルピロリドン」を加え、酸性の条件下でかき混ぜるという簡単な手法で、
内部が細かい穴だらけのプルシアンブルー粒子をつくることに成功した。

穴だらけということは、同じ大きさで表面積が格段に大きくなることを意味しており、
市販のプルシアンブルーに比べセシウムの吸着量が一挙に8倍に増えることも確かめられた。

物材機構、プルシアンブルーの合成法開発−セシウム吸着力8倍に
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720111220eaau.html
 物質・材料研究機構の山内悠輔独立研究者らの研究グループは、従来の8倍のセシウム吸着能力を持つ
プルシアンブルーの合成法を開発した。
 2ナノ―50ナノメートル(ナノは10億分の1)の大きさの穴を無数に持つ「メソポーラス構造」にすることで
従来比10倍もの表面積を持つ。福島第一原子力発電所の事故で拡散した放射性セシウムの除染に活用できる
可能性がある。
 プルシアンブルーのナノ粒子を入れた水溶液に「ポリビニルピロリドン」という高分子材料を溶かした後に、
塩酸で処理をすると合成できる。高分子材料の価格は1キログラムあたり3000円程度で、塩酸もありふれた薬品
であるため、市販製品と比べ製造コストが大幅に高くなることはないという。量産化も容易だとしている。
 表面積は1グラムあたり330平方メートル以上で、これまで報告されているプルシアンブルーの中でも最大で、
市販製品に比べ10倍以上にもなるという。