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【原発問題】セシウムが瞬時に取り除かれた 放射線対策に夢の吸着装置
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1316827418/
海水や血液などの液体成分から半減期の長いセシウムを瞬時に取り除く技術を発表したのは、
東京慈恵会医科大学臨床医学研究所の並木禎尚講師ら。直径70〜80ナノメートルの磁性微粒子に
セシウム吸着材 (プルシアンブルーやゼオライト粉末) をくっつけた。こうしてできた微粒子を
セシウムの溶けた海水に混ぜて磁石を近づけると、微粒子がセシウムを吸着して集まり、数秒から
数十秒で99.9%のセシウムを回収できた。牛乳、牛の血清にセシウムを入れた場合の回収率も同様だった。

従来のゼオライト粉末などによる吸着は、自然の沈殿を待つために数時間かかった。並木さんらは磁石を
利用して、抗がん剤をがんに集めるDDS(薬剤送達システム)を研究していて、原発事故に応用できる
ことに気づいた。海水や被曝した人の血液からの回収装置として利用可能という。

■被曝後に飲んで効果のある薬も

福岡大学薬学部の高田二郎教授らは、放射線被曝後に飲んだり注射したりすることで、放射線の害を
減らせる可能性がある「急性放射能症」薬を発見した。マウスの全身にX線を照射する実験では、
なにもしないと30日後にはほとんどが死ぬ。ところが、「ビタミンEの前駆物質」であるこの薬を使えば、
被曝1時間後の投与で90%、10時間後で75%、24時間後でも40%が生き続けた。粉末で長期間保存でき、
原子力事故や核テロ対策などに対応できる。米国でもこうした薬剤を探索中で、FDA(食品医薬品局)は、
人への安全性と動物への効果を確認すれば、臨床試験抜きで承認する方針を決めている。

しかし、日本の厚生労働省の現行基準では人への効果確認が必要なため、基準が変わらない限り日本での
製品化は不可能という。高田さんは「倫理面から人への効果確認はできない薬だが、日本もぜひ米国基準を
採用してほしい」と訴えていた。