>>181(下から3つ目<有冨正憲教授、フェロシアン化鉄>)
>>181(下から2つ目)
>>323

福島原発事故、除染技術で産学官が知恵
東工大など、汚泥とセシウム分離 金沢大など、10分で汚染水処理
http://www.nikkei.com/news/special/side/article/g=96958A9693819595E2E1E2E2938DE2E6E2EBE0E2E3E386989FE2E2E2;q=9694E2E6E2EAE0E2E3E3E1E2E4EA;p=9694E2E6E2EAE0E2E3E3E1E2E4E5;o=9694E2E6E2EAE0E2E3E3E1E2E4E4
http://www.nikkei.com/news/image-article/g=96958A9693819595E2E1E2E2938DE2E6E2EBE0E2E3E386989FE2E2E2;bf=0;ad=DSXDZO3454774005092011TJM000;R_FLG=0;z=20110905

 東京工業大学の竹下健二教授らや原子力研究バックエンド推進センター、東亜合成などのグループは、下水汚泥
から放射性セシウムを除去する技術のメドをつけた。安定した酸化セシウムなどに変えて、中間貯蔵施設での保管や
埋め立てができるという。秋までに一連の処理ができる試験プラントを作る。成果が出ればプラントメーカーなどと
専用のプラント建設を進める意向だ。
(略
 汚泥30グラムに水を加えて密閉、セ氏250度で40〜50気圧で処理した。有機物が分解し、セシウムの約98%は
水に溶け出す。汚泥の量は10分の1に減り、水に溶けたセシウムは青色顔料「紺青」の主成分フェロシアン化鉄と
凝集剤を混ぜてほぼ100%沈殿させる。


 金沢大学の太田富久教授らと三井住友建設、クマケン工業(秋田県横手市)のグループは、汚染土壌を洗った水や
用水路などの汚染水を浄化できる装置の開発に乗り出す。化学物質や鉱物のゼオライトなど数種類を組み合わせた
粉末で放射性物質を除く。研究室の実験で成功していたが、粉末15トンほどを使えば10分間で1000トンほどの汚染水
を処理する装置ができるとみる。

 また産業技術総合研究所は汚染土壌から低濃度の酸で放射性物質を取り出し、顔料の一種プルシアンブルーに
吸着させて150分の1に減らす技術を開発した。協力企業を募り、実証実験を進める。
(略