世界初、放射化コンクリートの放射能低減化技術を開発
―放射性廃棄物量を約1/100に削減―
http://www.shimz.co.jp/news_release/2010/770.html
 清水建設(株)<社長 宮本洋一>はこのほど、近い将来本格化する原子力発電所の廃炉・解体に備え、
世界で初めて放射化コンクリートの放射能低減化技術を開発、その実用化にメドをつけました。
この技術を採用することにより、放射性廃棄物となるコンクリート量を約1/100に削減できる見込みです。

 コンクリートが放射性廃棄物になる原因は、骨材中にごく微量に含まれるユーロピウム(Eu)とコバルト(Co)
という原子(金属)に中性子が当たって放射化することにあります。当社はそこに着目し、EuとCoを放射化コンクリート
から効果的に除去する技術開発に取り組んできました。実用化のメドをつけた除去技術は、放射化コンクリート
の硝酸処理です。この技術は、コンクリートの放射化特性を評価する技術や汚染土壌の処理技術の開発で
培った当社のノウハウがベースになっています。
 具体的な処理方法は、まず、放射化コンクリートを数ミリの大きさに粉砕し、それを約120℃の硝酸に
24時間浸します。すると骨材中のEuやCoをはじめとする様々な金属が硝酸中に溶出します。
溶出した金属は、硝酸中にアルカリを加えて中和していく段階で、それぞれ特定のpH(ペーハー)の値
になると金属塩となって析出されます。EuとCoは、pHが7〜8になると析出されるので、それらをろ過して
回収し放射性廃棄物として埋設処分します。硝酸処理後のコンクリートは、EuとCoの含有量が従前の
1/10以下となり、放射性物質として扱う必要がなくなるため、骨材は再利用、鉄やアルミニウムを含む
塩化物は一般廃棄物として処分できます。


【韓国】放射能を1カ月で除去、原子力研が装置開発[06/22]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1308745957/