「チェルノブイリ事故後の野菜・果物への放射能汚染を過少評価した仏政府責任者、起訴」フィガロ紙(4月1日)
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チェルノブイリ原発事故が起きた1986年4月26日当時、フランス放射線防護中央局(SCPRI)局長
をつとめていたピエール・ペルラン教授(88歳)は、チェルノブイリ事故が起きた直後の4月30日
から5月5日にかけ、「フランス国内では『死の灰』(放射性物質)による汚染は無く、健康への影響は無い」と発言、
「深刻な嘘をつき」国民の健康を害したかどで、2002年より起訴されている。
ぺルラン教授の件は3月31日にパリ法廷で協議され、9月7日に最終決定がなされる予定。
3月31日、傍聴席に座った「フランス甲状腺がん患者協会」のシャンタル・ガルニエール代表
は次のように述べた。

「私たちは怒り心頭だ。政府の嘘はもう終わりにしてほしい。今日フクシマで何が起きているか、
本当に分かっているのか?」

「私たちはぺルラン教授が嘘をついたことに怒っている。チェルノブイリ惨事の後に国民が野菜
や果物を食べないようにすべきだったのに。」

3700名の甲状腺がん患者が参加する同協会のガルニエール代表(61歳)は、1987年に甲状腺がん
の診断を受け、今日に至る。