現在の東電役員や社員には全く罪はないよ
昔々の役員が福島第1、1〜4号炉の原子炉設置許可申請書(もちろん
事前に行政指導を受けて作製)にハンコを押して出したことがあるということだけ

非常用冷却系のディーゼルや燃料タンクが海側に配置されていたことや
タービン建屋の搬入口が耐水構造になっていなかったことなど、原子炉設置
許可を出した当時の通産省・原子力安全に委員会・原子力保安院も知っていた

誰一人も15m級の巨大津波が福島の沿岸を襲うなど考えてもいなかった
むしろ、明治三陸沖地震・津波の次の周期として三陸海岸に15m級の
津波が押し寄せることは指摘されていたが、その三陸海岸でさえ
実際に15mの堤防と15m高の水門を造っていたのは岩手県・普代村ただ一つのみ

釜石市なども、群馬大学大学院教授の指導の下「世界最大の大堤防」を造って津波に
備えていたが、その釜石でさえ避難場所に指定された鉄筋コンクリート3階建の建物に
避難した人々が皮肉にも殆ど命を失う結果になった
他の市町村でも同様。瓦礫と化した南三陸町の町役場の看板は「南三陸防災対策庁舎」

3万人以上の人々が津波に流された責任が行政にあるということは間違いない
市町村や県といった自治体と国土交通省に対して、なんで!?15mの堤防を
造らなかったんだ?と迫る前に、東電に対してそれを言うのはお門違いだろう
先進国で3万人もの人々が津波に流されたことの方が驚くべきこと恥ずべきことなのだ。

まだ3人しか死んでいない原発について、東電バッシングが盛んなのは、国や自治体や
国土交通省や当時の大臣や首相等の責任追及の矛先をかわそうという陰謀に荷担して
いる奴、荷担させられていて気づかない御輿を担いでいる馬鹿どもが多すぎるから