東電のサイトでエネルギー問題をテーマにしたウェブ漫画「東田研に聞け」を作成し、
電事連の「原子力発電四季報」にも寄稿していた。漫画「専務島耕作」でも主人公が
高速増殖炉「もんじゅ」を見学していたという。雑誌対談の北野武もやり玉に挙がる

その次に挙げられているのが、茂木健一郎さんと、解剖学者の養老孟司さんだ。
2人とも東京電力の「ECO対談」に登場し、茂木さんは、電事連の「原子力発電四季報」
に寄稿。養老さんも日本原子力文化振興財団の「原子力文化」の対談に登場していた。

また、北野武さんも糾弾されている。月刊誌『新潮45』(2010年6月号)で、原子力委員会
委員長の近藤駿介東大名誉教授と対談し、「原子力発電を批判するような人たちは、
すぐに『もし地震が起きて原子炉が壊れたらどうなるんだ』とか言うじゃないですか。ということは、
逆に原子力発電所としては、地震が起きても大丈夫なように、他の施設以上に気を使っているはず。
だから、地震が起きたら、本当はここへ逃げるのが一番安全だったりする(笑)。
でも、新しい技術に対しては『危険だ』と叫ぶ、オオカミ少年の方がマスコミ的にはウケがいい」
と話していたというのだ。

「週刊金曜日」は取り上げた人に「現在でも、原発は必要だと思いますか」というアンケートをしている。
弘兼さんは「残念ながら必要」、ただ「段階的に廃止することには賛成」と回答。茂木さんや養老さん、
北野さんはアンケートには「無回答」だったという。茂木さんは4月17日、ツイッターに「原子力発電は、
さまざまな視点の関わる巨大技術で、廃炉にするにせよ、今後の処理など技術の維持が欠かせない。
原子力関連技術自体を罪悪視、タブー視するのは愚かな選択である」と投稿している。