海の99.9%は「海の砂漠」と言われていて、魚がいない。
プランクトンが極わずかにいるだけで外洋はほとんど「海の砂漠」だ。

残りの0.1%の海=漁場では、海流がぶつかり合いかき混ぜられ、
湧昇流等で深海の栄養塩や鉄分が、太陽光の当たる海面表層に上がって
植物プランクトンの養分になり、食物連鎖が始まり、魚が住み漁場になる。
「海の砂漠」では、この様な深海と海面のかき混ぜや湧昇流・対流がない。

一方で、使用済み核燃料や放射性廃棄物は熱が長期間出る。
それを「海の砂漠」の深海底に置くと、
その熱で深海の海水が温められて、湧き上がり対流を起こす。

つまりその対流で深海から栄養塩や鉄分が海面に湧き上がる。
それによって植物プランクトンが増えて食物連鎖が始まる。
その結果、99.9%の「海の砂漠」を漁場や海藻養殖域に変えられる。
熱量が足りない時は、対流が弱いから、海中に煙突を立てれば良い。

これで食料やエネルギー資源の開発と販売の
経済活動しながら、商売しながら、金儲けしながら
使用済み核燃料や放射性廃棄物を管理出来る。
しかも数十年、数百年だけでなく、数千年、数万年も可能だ。

「原発・使用済み核燃料・放射性廃棄物」は貴重な熱資源で
これには日本だけでなく世界にとって大事なものだ。
特に原発は海面・海中に作って、
膨大な排熱を深海との対流に使うべきだ。

放射性廃棄物が「始末に負えない危険なゴミ」に見えるならば
それは、猿が火を見て「危険で始末に負えない」と感じるのと同じだ。