>>384
1)関電は高コスト体質のために現下の赤字を抱えている訳ではない。
赤字は偏に火力燃料費の急増によるものである。
同様に東電も高コスト体質だから実質国有化された訳ではない。

2)国有化されたからと言って高コスト体質(if any)が改善される保証は殆ど無い。
逆に国営(国有)事業の非効率性は世界的な常識である。
赤字だからと言って短絡的に国有化と結びつけるのは、
国家百年の大計としての電気事業に大きな禍根を残す事となろう。

3)国有化及び多くの愚昧な大衆の支持する完全自由化、
どちらも良質かつ低廉な電力を安定的に供給すると言う電気事業本来の目的に資するところは少ないと考える。
地域独占を前提とした民営事業と言う体制が上記目的達成のために最もふさわしいとの
松永安左ヱ門翁の信念を、将来に亘って堅持すべきと考える。

4)一般論として競争入札が望ましいのは言うを待たないが、
安定供給が最優先の至上命題となる電気事業においては。
場合によっては特命入札が必要となる事もある。
小生も現在実施されている特命入札の全てが適切と考えている訳では無いが、
貴兄の言う「出鱈目な特定業者との癒着」とは何を指すのか、具体的に指摘されたい。