特別なことをしていないソースは?_

「事故に遭ったよう」 東京出張後にコロナ発症の男性 「特別なことしなくてもうつる」と警鐘/兵庫・丹波市
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e2e1ac2d1a9d28edb43645de9dbbcceb1f4e7c5

 新型コロナウイルスの第5波の感染が拡大する中、同ウイルスに感染し、兵庫県丹波地域の病院に2週間入院、
8月5日に退院した同県丹波市内の30代会社員男性に、発症から退院までの様子を聞いた。
男性は、社用の東京出張から戻った後、調子を崩した。「都内では外食せず、ホテルでコンビニ飯。用心していた。
どこでもらったのか分からず、事故に遭ったようなもの。首都圏では重症者以外は入院できないと言われている中、
軽症で入院できたのは幸運だったが、2週間病室にいるのはつらかった」と話している。

 東京は1泊。終日、東京本社の社員グループと過ごした。社内で発症した人はなかった。
出張前、男性は、出勤のほかは、近所で買い物をする生活で、外食は控え、感染流行地域との行き来も
していなかった。東京で立ち寄ったのは、ホテル、コンビニ、ファストフード店。
人がいるところでマスクを外したのは、帰りの新幹線乗車前の、客のまばらなファストフード店
(店内でコーヒーを1杯飲んだ)と、新幹線の車内の喫煙コーナー(定員2人)ぐらいだった。

 7月19日に東京から戻り、22日午後に咳が出始め、微熱を感じた。念のため保健所に電話をすると、
検査受診を指示され、翌23日に病院で鼻の粘膜をぬぐう検査を受け、陽性が分かると、そのまま別の病院で入院した。

 入院2日目に39度の熱が出て、味覚と嗅覚がなくなった。「ごはんもおかずも、お茶も味がしない。
固形物を飲み込むのがしんどくなり、うどんや雑炊に変えてもらい、流し込んだ」。治療は最初の数日間は点滴、
その後は食後の飲み薬と、午後9時の腕への注射(ステロイド系抗炎症剤「デキサメタゾン」)が退院の前日まで続いた。

 7月27日には熱と咳が収まり、体調は戻ったと感じた。血中酸素濃度が上がらず、その日から数日、
指に血中酸素濃度を測る装置を付け、鼻から高濃度酸素をもらい、24時間モニターされた。
呼吸はもともと苦しくなく、酸素の管でベッドにつながれているのがうっとうしかった。

 「自宅療養だったら、家族にうつしていたかもしれず、入院できたのは助かった。
高熱も、病院にいたから不安はなかった。肉体的につらくはなくても、精神的につらい。特別なことを
しなくてもうつるので、感染流行地域との行き来は危ない」と警鐘を鳴らした。