>>9の続き
 21時頃、後に転落し重傷を負うことになる若手女子社員のA子さんが合流、
宴は一層盛り上がったという。

「A子は都内有名私立大学卒業の帰国子女。中学、高校とソフトボール部で腕をならし、
大学も運動部に所属していた。会にはA子と同じ大学出身の若手社員が複数いた」
(テレビ朝日社員)

 23時30分頃、鉄板焼き店を出た一同は渋谷に移動。2次会会場となったカラオケ店「
パセラ」の6階の大部屋にはいった後、さらに社員2名が合流した。店2軒を“ハシゴ”した
大宴会の参加者は合計10名となった。

「10名中、6名の社員はいずれも入社2年〜4年の若手社員で、多くが体育会系出身。
参加したある男性スタッフは過去にコロナ感染者を出した多人数での『飲酒パーティ』にも
参加したことがあり、濃厚接触者として、しばらくの間出社を禁止されたこともあります。
この日もテキーラなどのアルコール度数の強いお酒をたくさん飲んでいたと聞いている」(同前)

 27時30分頃、泥酔したA子さんは帰宅の意思を示し、一人でカラオケ店の部屋を出た。
A子さんは何故かエレベータを使わず非常階段で1階まで降りたものの、1階のドアには
鍵がかかっており、外には出られなかった。A子さんは再び非常階段を上り、2階へ。
2階にあった窓を開け、看板やパイプなどの出っ張りをつたって、店から出ようとしたところ、
足を滑らせ落下。左足を骨折し、救急搬送された。

「A子が部屋を出た後も宴は続いており、スタッフらはA子の落下に気付かなかった。
1時間後、警察が部屋にやってきて、『いなくなった女性はいないか?』と聞かれたそうです。
A子は既に帰宅したと思っていたあるスタッフは、『いません』と答えたが、警察がA子の
名字を出していることを耳にした別のスタッフがA子に電話した。

 すると、A子ではなく、救急隊員の男性が出て、『彼女は店の前に倒れていた』と
聞かされたのです。それでようやく事態を理解した9人は『いなくなった女性は自分たちの
グループです』と告げた。その後、全員が渋谷署で3時間ほど事情聴取を受けたが、
『事件性がない』と判断され、解放されたようです」(別のテレビ朝日社員)