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戦後７６年
外国籍の元BC級戦犯やシベリア抑留者、国策犠牲者に尊厳を　立法で救済、市民団体が訴え　／東京
毎日新聞 2021/8/12

　外国籍の元BC級戦犯やシベリア抑留者、空襲や南洋・沖縄戦に巻き込まれた民間人ら、
補償や救済から取り残された戦後処理問題の立法解決を求める市民団体が11日、
合同記者会見を千代田区の衆院第2議員会館で開いた。
「民間人も植民地も巻き込んだ国策による戦争の犠牲を（国は）不公平に押し付けたままだ」。
戦後76年を迎え、当事者が次々とこの世を去る中、問題をこれ以上先送りしないよう訴えた。

　植民地だった朝鮮半島出身で、日本軍属として東南アジアに送られて捕虜の監視員となり、
連合国の裁判でBC級戦犯として受刑した人々は日本国籍を失い、援護措置の対象から外されてきた。
1955年に東京の巣鴨プリズンから約70人で組織した「同進会」は、
今年3月に会長で西東京市在住の李鶴来さんが96歳で亡くなり当事者がいなくなった。

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https://mainichi.jp/articles/20210812/ddl/k13/040/006000c