※貿易統計でそれだけで記事書いちゃう新聞記者いますけど、その記事を読むたびに、あーもーう 全然経済分かってないなぁ・・・って本当に経済部の記者なの?大学で何を勉強した?と言いたくなります。
中国がアメリカより貿易量が多い。だから中国は覇権国になれる。と朝日の記者が勘違いすると、「日本はAIIBで世界から孤立する・・・バスに乗り遅れるな!」としょーもない記事を書いちゃうのです。
経済はGDPや経済統計だけでは測ることができません。いろいろな側面から経済を俯瞰することは大事です。環境だけとか人権だけとか何かに偏るのではなく、高い視点で全体を俯瞰して経済の未来を描くのが日本政府の役割なのです。

日本が世界第一位、ハーバード大「経済の複雑性ランキング」に見る各国経済のダイナミズム
2020.1.1
https://ampmedia.jp/2020/01/10/economy-complex-ranking/

ハーバード大学グロースラボが作成している「経済の複雑性・世界ランキング」は、この複雑性を理解し、世界各国の経済状況を俯瞰する上で役立つかもしれない。
同ランキングは、世界各国の輸出データをまとめ、産業ごとの複雑性を評価し、総合複雑性を順位付けしたもの。複雑性が高いほど高付加価値産業を有し、産業の多様化が進んでいることを示している。

1位だったのは日本。複雑性指数は2.28だった。2〜10位は、2位スイス、3位韓国、4位ドイツ、5位シンガポール、6位チェコ、7位オーストリア、8位フィンランド、9位スウェーデン、10位ハンガリーという結果になった。
実は同ランキングが開始されたのは1990年代半ばで、それ以来毎年順位が公表されているが、日本は毎回1位にランクイン。最新版でも堂々の1位という結果になったのだ。

複雑性が低いことは必ずしも悪いとは言えないが、天然資源に依存しすぎている場合、資源価格の乱高下や資源需要の低迷によって大きな影響を受けることになる。ベネズエラやアフリカ諸国の多くが該当する状況だ。
一方、中東諸国の多くは脱石油依存を掲げ、テクノロジーを取り入れ経済構造を変化させる取り組みを促進しており、今後中東諸国では複雑性が高まることが見込まれる。各国経済のダイナミズムを捉える複雑性という視点、この先さらに重要性が高まりそうだ。