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新型コロナ問題と東京五輪延期で見えた「保守ブームの終わり」 ★2
http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1586746157/
これまで安倍首相は"強いリーダー"を演出し続けてきましたが、実際にそこにあったのは強い意志ではなく、
「なんとなく」さまざまな周囲のステークホルダーや"仲間"の都合を優先しつつ、「なんとなく」理想的な
日本像とされるものに向けて共同幻想を形づくり、「なんとなく」進んでいただけだったのではないか。
そのように感じられるのです。

「日本人」が緩く連携し合うイメージ、心情的に「愛国」に傾くようなムードづくりをしつつ、平気で差別発言を
するような"安倍応援団"的な右派論客らの存在を黙認することで利用してきたというのが実態に近いでしょう。

その一方で、連立相手は数合わせの宗教政党。グローバリズムの規制緩和に乗り、見せかけの景気回復を
実現させるも、実質賃金は上がらず格差は開くばかり。課題に対する本質的な議論は先送り......。そうした矛盾
を全部解決してくれる"最後のおまじない"が五輪だったのです。

安倍政権周辺の五輪に対する執着が、どれほど新型コロナ問題に影響を与えたかはまだわかりません。
ただ、当初から思い切った策を打ち出すことなく、学校休校やイベント自粛要請をいったん2週間程度で緩和
するかのような様子をうかがわせたことが、その後の感染拡大に負の影響を与えたとの見方が強くなれば、
逆風はますます強まるでしょう。

それを実現することでさまざまな問題が解決するかのような"スピン"が止まったとき、何が起きるのか。
コロナ問題がなければ東京五輪後に見るはずだったものを今、われわれは見ているのかもしれません。